最近、『2023年中国知的財産権保護状況』白書（以下「白書」と略称）が正式に発表された。白書は、保護の効果、制度建設、審査許可登録、文化建設、国際協力などの方面から2023年度中国知的財産権保護の進展及び効果を紹介した。

保護の効果において、知的財産権民事一審事件46.22万件を新たに受け取り、知的財産権侵害審査逮捕事件7049件を受理し、知的財産権侵害と低質商品の製造販売犯罪事件4万件を共立した。2023年、中国の知的財産権保護の社会満足度スコアは82.04点まで向上して、過去最高を更新した。

制度建設において、年間約20部の知的財産権の法律法規と規則を制定、改正、整備し、2部の知的財産権保護関連の司法解釈を制定、改正、整備し、約30部の知的財産権保護関連の規範的文書と政策文書を公布し、地方の総合的な立法は積極的な進展を遂げた。

審査許可登録において、2023年末現在、中国の発明特許有効量は499万600件で、前年同期比18.5%増え；有効登録商標量は4614万6400件で、前年同期比8.1%増えた；作権の年間登録総量は892万3900件で、前年同期比40.46%増えた。累計2508個の地理的マーク製品の保護を承認した。2023年、農業植物新品種権の申請は14278件で、前年同期比27.5%増え；林草植物新品種権の申請は1906件で、授権数は915件である。

文化建設において、新たに改正された特許法の実施细则の発表などの重要な事件をめぐって、政策講演会を開催し、「2022年中国税関知的財産権保護状況」などの関連報告書8部を発表し、多くの部門で知的財産権保護の典型的な年度実例を発表した。

国際協力において、知的財産権のグローバル管理に深く参与し、意匠法条約、知的財産権と遺伝資源外交会議の関連協議を積極的に推進し、中国と世界知的財産権機構の協力50周年及び宣伝週間のホームイベントを開催し、EU、ロシア、日本、及び韓国などの国家（地域）の税関法執行協力を持続的に強化した。

中国は、1998年から20年以上にわたり知的財産権の保護状況の年度白書を発表している。